お尻を上げたいなら、実は骨盤が先でした

はじめに

「最近、お尻が垂れてきた気がする…」そんな風に感じたことはありませんか?
鏡や写真に映った自分の後ろ姿に、ハッとする瞬間。年齢のせいかな、運動不足かなと思いながらも、何をしたらいいかわからない——そんな方は少なくありません。

多くの人が、垂れたお尻を引き上げようと筋トレに走ります。スクワットやヒップアップエクササイズなど、頑張って続けている人も多いでしょう。

でも実は、“お尻を上げたいなら鍛えるよりも先に整える”ことが大切なんです。
そのカギを握るのが「骨盤の前傾」と「内転筋」。そして、意外かもしれませんが「腰やお尻の緊張をゆるめる」ことが、ヒップアップには欠かせないんです。

なぜお尻が垂れてしまうのか?

お尻が垂れてくる原因は、単なる加齢や筋力の低下だけではありません。
その根本には、「骨盤の後傾」と「内転筋が働かない体の使い方」があります。

たとえば、猫背や反り腰、内股歩きなど、姿勢のクセがある方は要注意です。
これらの状態では骨盤がゆがみやすく、体の重心がズレてしまいます。
その結果、お尻の位置が下がりやすくなり、見た目のヒップラインが崩れてしまうのです。

さらに、腰やお尻が常に緊張した状態にあると、内側の筋肉——とくに内転筋——が機能しにくくなります。
内転筋は骨盤を正しい位置に保ち、お尻を内側から支える大事な筋肉ですが、姿勢が崩れていると働けないのです。

つまり、お尻が垂れてしまうのは「筋力不足」よりも、「体のバランス」が崩れていることが主な原因なのです。

骨盤が前傾するとお尻が自然に上がる

ヒップアップというと、多くの人が「お尻を鍛える」ことばかりを考えます。
けれど実際には、“骨盤の角度”を整えるだけで、見た目の変化を実感する人が少なくありません。

骨盤が正しく前傾すると、背骨のS字カーブが整い、体の重心が自然と前へ戻ります。
この状態では、下がっていたお尻が“あるべき位置”に戻るため、引き上がったように見えるのです。

逆に骨盤が後ろに倒れていると、重心が後ろにズレてしまい、無意識のうちにお尻の筋肉をサボる姿勢になってしまいます。
結果、お尻の位置が下がるだけでなく、太ももや腰回りにも余計な負担がかかりやすくなります。

正しい骨盤前傾は、ヒップラインを整えるための“土台”。
ここが整うだけで、姿勢が美しくなり、お尻や脚の見え方までもが大きく変わってくるのです。

内転筋は鍛えるより“使える状態”に整える

「内転筋を鍛えればいいんですよね?」とよく聞かれますが、答えはNOです。
内転筋のようなインナーマッスルは、筋トレでは強くすることができません。

なぜなら、腰や太ももの前側といった“アウターマッスル”が緊張していると、
本来支え役である“インナーマッスル”が働けなくなってしまうからです。
体は力の強い筋肉に頼る傾向があるため、使うべき筋肉が眠ったままになるのです。

だからこそ大切なのは、まず「ゆるめること」。
腰や前ももの張りをていねいにゆるめることで、骨盤の位置が整い、骨格が本来の働きを取り戻します。
そのうえで、内転筋が自然と“使われる状態”になっていくのです。

この状態で歩いたり立ったりするだけで、「内ももが使えてる」「脚が軽い」と感じる方が多くいます。
インナーマッスルは、鍛えるのではなく“整えて働かせる”もの。
その視点こそ、ヒップアップを成功させる近道です。

整えて変わったクライアントの声

「最近、お尻が上がったって言われたんです」
そう嬉しそうに話してくれたのは、40代の在宅ワーカーの方。
長時間の座り仕事と運動不足で、お尻のたるみや腰の重さに悩んでいたそうです。

施術では、まず腰と前ももの張りをゆるめ、骨盤の位置を整えることから始めました。
そして、骨盤をしっかり動かすエクササイズを取り入れることで、数回のセッションで「立ってる姿勢がラクになった」「内ももが自然に働いている感じがする」と変化を実感。

筋トレは一切せず、骨盤をしっかり動かすことで、見た目にも変化が出たと、自信を取り戻しておられました。

まとめ:お尻を上げたいなら、まずゆるめて整える

垂れたお尻を引き上げたいなら、筋トレの前にやるべきことがあります。
それは、腰や前ももの緊張がゆるまる“骨盤の位置”へ整えること。
骨盤が正しく動き、内転筋が自然と働き出すことで、ヒップラインは驚くほど変わります。

「がんばって鍛える」よりも、「ちゃんと使える体に戻す」。
その順番を大切にするだけで、無理なくお尻は引き上がっていきます。

あなたの体にも、変わる力はちゃんと備わっています。
まずは、“整える”一歩から始めてみませんか?