ストレートネック、首が痛い…それって「首だけの問題」じゃないかも?

ストレートネックとは?なぜ首が痛くなるのか

ストレートネックとは、本来ゆるやかなカーブを描いているはずの首の骨(頚椎)が、まっすぐになってしまっている状態のことをいいます。ひどい人は逆カーブを描くことも・・・。
この正常なカーブが失われると、頭の重さをうまく分散できなくなり、首や肩に過剰な負担がかかるようになります。

成人の頭の重さは、およそボウリングの球ほど。
それを支える首の筋肉は、常に緊張状態になり、結果として「痛い」「重だるい」「つっぱる」といった不快な症状が出てくるのです。

しかも、ストレートネックだと神経や血流の流れにも影響が出て、首こりだけでなく、腕の痺れや肩こり・頭痛・目の疲れも起こります。

首だけじゃない、全身のバランスの崩れ

首が痛いと、どうしても「首そのもの」をなんとかしようと考えてしまいますよね。
けれど、ストレートネックが起きている背景には、全身のバランスの崩れがあります。

とくに注目したいのが「骨盤」と「背中」。
骨盤が後ろへ傾き過ぎていたり、背中が固まって動きが悪くなると、重心がズレてしまいます。
その結果、頭の位置を安定させるために首が無理をする状態になり、痛みが出やすくなるのです。

つまり、首の骨のカーブがなくなってしまうのは、
“結果”であって“原因”ではありません。

だからこそ、首だけをマッサージしたり、首のストレッチだけをしても根本解決にはつながらないのです。
まず見直したいのは「全身の使い方と姿勢」なんですね。

“首をラクにする”姿勢の整え方

では、どうすれば首の痛みをやわらげられるのか。
それは、首だけに目を向けるのではなく、「首が頑張らなくていい姿勢」へと整えていくことです。

そのカギになるのが「骨盤」と「脊椎(せきつい)」のバランス。
骨盤でしっかり体を支えられて、腰や背中、肩や首の力を抜くことができる状態になると、
首は自然に“ラクな位置”におさまるようになります。

無理に首のカーブを作ろうとする必要はありません。
背中全体がゆるやかなS字カーブを描いているとき、首の骨も自然と負担の少ない位置におさまってきます。

だから、私がお伝えしているのは「骨格で体を支える感覚」。

筋肉をガチガチに使って姿勢を正すのではなく、骨盤の上に背骨がのって、全身がリラックスしながらも安定している。
そんな状態が、首にとっても一番ラクなんです。

ストレートネックの方からよく聞く声

実際に施術にいらっしゃる方の多くが、最初は「首だけが悪いと思っていた」とおっしゃいます。
でも、少しずつ骨盤や背骨の動きが整ってくると、
「そういえば首の痛みが減ってきた」「朝、頭が軽い」と変化を感じられる方が増えていきます。

なかには、「もっと早く姿勢を見直していればよかった」と話してくださる方も。

首のカーブを“無理やり”変えるのではなく、
自然に首がラクな位置におさまるよう、全身を見直す。
そのプロセスを体感された方ほど、ストレートネックの本質に気づかれているように思います。

まとめ:首が痛いあなたに伝えたいこと

首が痛いとき、「首に問題がある」と考えるのは自然なことです。
でも実は、全身のバランスの崩れが“首のつらさ”を引き起こしていることが多いんです。

首だけをなんとかしようとせず、
骨盤・背骨から整えていくことで、首は自然とラクな位置におさまっていきます。

「首がつらいけど、何をしたらいいかわからない」
そんなときは、ぜひ一度、全身の使い方や姿勢に目を向けてみてください。
きっと、これまでとは違った気づきが得られるはずです。