腰椎ヘルニアで手術を迷う方へ|足のケアだけで腰が捻れるようになった実例

「腰の痛みやしびれがつらくて、もう手術しかないのかも…」

そんな不安を抱えていらっしゃる方はとても多いです。

今回来院された30代の女性も、
2年以上整形外科で痛み止めを続け、
それでも改善せず手術を検討されていました。

同じように悩む方へ、
小さな一歩でも体が変わる可能性があることを知っていただきたく、今回のケースを紹介します。


施術前:膝倒しができない状態

初めての検査で「膝倒し」を確認しました。

膝を横に倒す動きですが、
腰はまったく捻れず、足だけが倒れるような状態。

ご本人も「やっぱり腰が悪いのかも…」と不安を感じておられました。


足をほぐしただけで腰が動くように

意外に思われるかもしれませんが、
最初に行ったのは足のケアです。

足は骨の数も多く、
私たちが想像する以上に繊細で重要な部分。

長時間の立ち姿勢や座り姿勢で、
足の甲や足裏は固まりやすく、
それが全身の緊張につながっています。

今回も、足を2〜3分かけて丁寧にほぐし、
血流を促しました。

すると、再び膝倒しを行ったとき、
「腰から自然に動く感覚がある」と驚かれていました。

「今まで2年ほど腰を捻れなかったのに、なんで動くんですか?」
と本当にびっくりされていたのが印象的でした。


痛い場所だけが悪いとは限らない

腰椎ヘルニアや腰痛のある方は、
「痛い場所を集中的に揉んでほしい」と思うことが多いです。

しかし実際には、
痛みの原因が離れた部位に隠れていることも珍しくありません。

今回のように、腰が回らなかったのは
腰そのものが悪いのではなく、
下半身の緊張が強すぎたことが一因でした。


「部分だけ」ではなく「全体を見る」

もちろん、この一度の施術で
重度の腰椎ヘルニアが完治したわけではありません。

しかし、体の使い方や習慣を見直し、
足・脚の状態から整えていくことが
腰の負担を減らす重要なステップになります。

腰が痛いからといって
腰やお腹の筋トレ・ストレッチばかりを続けると、
かえって悪化させてしまうこともあります。

ぜひ「全体をみる視点」を大切にしてください。