「仕事中、下を向くのが辛くてもう限界でした」
そう仰って来院されたのは、40代女性の患者様。
歯科関係のお仕事をされており、職業柄どうしても前屈みの姿勢が多く、首への負担が限界に達していました。
来院までの経緯:治療で悪化してしまった痛み
当院に来られる前、整形外科でレントゲンを撮ったところ、
「頚椎6番・7番のヘルニア」と診断されたそうです。
痛み止めもあまり効かず、藁をもすがる思いで大手整体グループに行き、施術を受けたのですが……
なんと、施術中に激痛が走り、痛みが悪化してしまったとのこと。
「もう触られるのも怖い」
「でも、このままでは仕事も辛い」
そんな絶望的な状況の中、当院に通われている別の患者様からのご紹介で、ゆじゅにいらっしゃいました。
初診時の状態:全身が緊張でガチガチ
お体を拝見すると、首だけでなく、全身が緊張でガチガチに固まっていました。
強い痛みが続くことと、長年の過緊張で、体が「休むモード」を忘れてしまっていたのです。
話を聞いていくと、寝るために薬を飲んでいることもわかりました。(首が痛くなるよりも前から)
ヘルニアというと「首」そのものに原因があると思われがちですが、実は「全身の緊張」が大きく関わっています。
体が緊張して縮こまっていると、首の骨の間が狭くなり、神経を圧迫し続けてしまうのです。
今回は特に背中から腰の緊張が強すぎました。
施術内容:まずは「寝られる体」へ
この方にまず必要だったのは、首を揉むことでも、矯正することでもありません。
「安心して、夜ぐっすり眠れる状態」を作ることでした。
痛みで交感神経が高ぶり、常に戦闘モードになっているお体を、優しく緩めていきました。
リラックスして寝ることができることで、脳と体が安心して、初めて治癒へのスイッチが入るからです。
普段眠れないのに、施術をしていくと眠くてたまらなくなるようで
「こんなことないのに、ここに来ると眠くなる」
と不思議がっていました。
経過:3週間で痛みゼロへ
施術は週1回のペースで行いました。
- 1回目・2回目: 施術後、今までになくぐっすり眠れたとのこと。これだけで、回復スピードが格段に上がります。
- 3回目: 施術中に硬くなっていた首が柔らかく動き始めました。
- 4回目(3週間後): 来院時、様子を伺うと「……あ、そういえば痛くないですね(笑)」と、痛みの存在を忘れるほどになっていました。
あれほど辛かった前屈みの仕事も、全く問題なくこなせているそうです。
治った理由:「力を抜く」という最大の治療
なぜ、あんなに酷かった痛みが短期間で消えたのでしょうか?
特別な矯正も、強いマッサージもしていません。
やったことは、「徹底的に力を抜くこと」。
患者様には、セルフケアとして以下の2つだけを指導しました。
- 力を抜く練習: 気づいた時にフッと肩の力を抜く。
- 歩き方: ガチガチに固める歩き方をやめ、リラックスして歩く。
筋トレやストレッチで「治そう」とする前に、まずは「邪魔している緊張を手放す」こと。
体をうまく使い、負担の少ない状態で過ごすことができれば、人間の体は勝手に回復してくれます。
まとめ
ヘルニアと診断されても、諦める必要はありません。
「痛いから鍛えなきゃ」
「痛いから伸ばさなきゃ」
そうやって頑張りすぎていませんか?
本当に必要なのは、その頑張りを手放して、「力を抜いてリラックスすること」かもしれません。
もしあなたも、どこに行っても良くならない首の痛みでお困りなら、一度「力を抜く」ことから始めてみませんか?
なぜ「力を抜く」ことが大切なのか?
ゆじゅが大切にしている「体を直す」という考え方を紹介します。
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