ホールや洗い物など、日々の仕事で「何かを握る」「持つ」たびに手(特に右手の親指と人差し指の間)が痛む
そんな60代女性が来院されました。
以前は“たまに”痛む程度だったのに、最近では何かを持つたびに感じるほどになってしまったようです。
多くの方が「痛いところ=悪いところ」として手や手首だけにフォーカスしがちですが、実は体というのは“全身でバランスを取る”仕組み。手が痛むとき、背中・腰・脚といった“痛みを出していないけれど影響している部位”にこそヒントが隠れていることがあります。
今回は、まさに手だけでなく全身を整えることで痛みが取れていった改善例をもとに、『なぜ痛くなるのか』『どこを整えればいいのか』『どう動けばいいのか』をわかりやすく整理しました。
痛みでお困りのあなたに、「手を治す=全身を見直す」という新しい視点をご提案します。
なぜ「握ると痛い」のか?原因を知る
手・親指付け根の関節・腱への負担
手を「握る」「持つ」という動作では、特に親指と人差し指の間の付け根や親指の付け根関節に大きな力がかかります。繰り返しの使用により炎症や腱のこすれが生じ、痛みとなって現れます。
加齢・筋力低下・関節変化の影響(60代ならでは)
60代になると握力や筋力の低下、関節の摩耗が進みます。これにより、同じ作業でも手に負担がかかりやすくなり、痛みを感じやすくなります。
“手だけ”を診る落とし穴 — 全身のバランスとのつながり
体は全身でバランスを取って動いています。手の痛みも、実は背中・腰・脚といった部分の影響を受けていることがあり、手だけを施術しても根本改善に至らないことがあるのです。
改善のために「まず押さえておきたい3つのポイント」
1. 手・手首まわりのセルフケア
体の末端ほど筋肉は細く疲れやすくなります。軽いストレッチなど、脱力を意識した動作改善が大切です。
手先をぶらぶら振るというのもケアとしておすすめです。
2. 背中・腰・脚など“下・後ろ”のバランス改善
モノを握るという手先の動きのようでも、握るために気づかないところでバランスを取っています。
全身が姿勢の崩れや筋肉のコリがあることで、負担を全身に分散できず、手の負担が増えて、痛みとなります。
だから、手だけでなく、全身の改善でての痛みが改善される可能性があります。
3. 日常生活で気をつけたい動作・姿勢
長時間の同一姿勢や無理な力のかけ方を避け、作業台の高さなど環境を見直すことも重要です。
実践例:60代女性の改善ストーリー
症状の始まりと悪化の流れ
最初は時々の痛みだったものが、次第に握るたびに痛むようになり、日常生活に支障をきたすように。
検査で分かった「手首以外の硬さ」
手首だけでなく、背中・腰・脚にまで硬さが見られたことが、痛みの原因のひとつだったのです。
全身アプローチの施術・セルフ対応とその変化
手を施術しなくても、全身を整えることで痛みが軽減。握る動作が楽になり、仕事が快適に。
よくある質問(FAQ)
Q. 手だけ治療しても改善しないのはなぜ?
A. 手に現れる痛みの原因が、体の他の部位にあることがあるためです。
Q. どのくらいの期間で変化を感じられる?
A. 早い方で数回で変化を感じられます。ひどい方は2〜3か月かけて徐々に変化を感じることが多いです。
Q. セルフケアだけで大丈夫?専門家に行くべきサインは?
A. 強い痛みやしびれ、セルフケアで改善が見られない場合は早めに専門家に相談しましょう。
早く手当をするほどに改善も早くなるので、何事も早めがおすすめです。
まとめ
「握ると手が痛い」症状には、手だけではなく、全身のバランスが関わっています。
ぜひ体全体を見直し、根本的な改善に取り組んでみてください。
仰向けで気持ちよく寝られない、寝ても疲れが取れないというときは、全身のバランスが壊れている可能性もあります。
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