楽に座ることがとても重要です

普段どのように座っていますか？？猫背を気にして背筋を伸ばして座りますか？それとも楽に座りますか？？普段どのように座って過ごしているかで慢性痛や疲れ、体の歪み方が大きく変わっていきます。

常識的には背筋を伸ばすことがよいと思われていますが、解剖学的に理想なのは背中を丸めて座ることです。

座った時は腰からまるまり、楽に座ることで体を骨格がしっかりと支えることができて、腰や背中の筋肉の負担が減って腰痛や肩こりが軽減されます。

立った時と同様、座った時も背筋を伸ばしていることで筋肉の負担は想像以上に増加して、慢性的な肩こり腰痛の原因になるのでピン！と伸ばすのはよくないのです。一時的に伸ばす分にはかまいませんが、常に伸ばし続けることが非常に負担が大きく体を壊す原因となります。

多くの方が背中を丸めると歪むのではないか？と考えていますが、実際に患者さんの体をみていると常に伸ばしている方の方が歪みがひどいのが実情です。

歪みを減らすためには筋肉に負担をかけないこと、長時間（１０〜１５分以上）同じ姿勢でじっとしていないことが大切です。

足を組んでも、背中を丸めても楽であれば大丈夫です。しかし、楽でも２０分以上ずっと同じ体勢で過ごすことは体の歪みになります。

３歳くらいまでの小さな子供の姿勢がとても勉強になります。背中を丸めて座るし、５分と同じ姿勢で過ごすことはほとんどありません。どんなに楽に座っていても１０分すると違和感やだるさが出てきます。そうしたら足を組み換えたり座り直す必要があるんです。

無理して背筋を伸ばすこと。足を組んだら歪む！と思って無理してでもずっと綺麗に座っていることが慢性痛やひどい歪みの元になってしまいます。いろんな座り方、違和感やきつさのない過ごし方が体をより楽に、歪みの少ない状態にしてくれますよ。

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