「真っ直ぐ立ってください」と言われたとき、
あなたはどんな姿勢を思い浮かべますか?
多くの方は、
・壁に背中をつける
・後頭部、肩、お尻、かかとを壁につける
という立ち方をイメージするのではないでしょうか。
日本ではこの方法が“正しい姿勢”として広く知られています。
ですが本当に、それが体にとって自然で負担のない姿勢なのでしょうか?
下の写真をご覧ください。

左は「壁に合わせた姿勢」。
右は「体の中心軸をそろえた姿勢」です。
一見どちらも真っ直ぐに見えますが、
実は体への負担は大きく違います。
専門的に見る“真っ直ぐな姿勢”とは、
耳・肩・大転子・くるぶしが一直線に並んだ状態を指します。
これは見た目を作った姿勢ではなく、
骨格が自然に積み重なった状態です。
つまり、頑張って作る姿勢ではなく、
力が抜けても保てる姿勢。
それが本当の意味での「真っ直ぐな姿勢」なのです。
一般的に言われる「壁に立つ姿勢」は本当に正しい?
壁に立って姿勢を整える方法は、簡単でチェックしやすいのがメリットです。
ですが問題があります。
それは、「実用的ではない」ということです。
壁にぴったり合わせようとすると、
- 無理に胸を張る
- 腰を反らせる
- お腹を突き出す
など、反り腰のような姿勢になります。
この状態では、背面は真っ直ぐでも
維持するだけで疲れてしまいます。
その結果、
- 肩こり
- 腰痛
- 首のハリ
- 疲れやすさ
といった不調が改善しない、あるいは悪化することもあります。
つまり、「壁まっすぐ=本当に楽な姿勢」ではないのです。
専門的に見る真っ直ぐな姿勢の基準とは?
専門的に姿勢を見るとき、
私たちは体の“中心線”を基準にします。
それが、
✔ 耳
✔ 肩
✔ 大転子(股関節の横の出っ張り)
✔ くるぶし
この4点が横から見たときに一直線に並んでいる状態です。

ファッションモデルがまさに中心軸がそろった真っ直ぐな姿勢で綺麗です。
耳・肩・大転子・くるぶしが一直線になる理由
私たちの体は、骨格という“柱”で支えられています。
骨盤や脊椎など、体を支える骨格が私たちの体の中心を通っています。

耳、肩、大転子、くるぶし(の2、3cm前)というのが、骨格の並ぶ基準点になっており、これらがまっすぐ並ぶ時は骨が綺麗に真っ直ぐに並び、筋肉に頼らなくても立てる姿勢なのです。
なぜ体の中心線が重要なのか?
中心線が整うと、
- 体が骨で支えられる
- インナーマッスルが働く
- 肩や背中、太ももなど筋肉が休まる
という変化が起こります。
猫背や反り腰になって、腰を突き出したり顔が前に出ることで
骨格が倒れそうになってしまうため、強い筋肉を働かせて維持することになります。
それが慢性的な肩こりや腰痛、太ももの張りなど全身のコリの原因になるのです。
したがって、“肩こりがある”ということは、”まっすぐ立てていない”、”姿勢が悪い”ということと同じことなんです。
骨格が真っ直ぐに並ぶと体はどう変わる?
骨格が中心線上に整うと、
筋肉の負担は大幅に減ります。
すると、
- 肩が軽くなる
- 腰の緊張が抜ける
- お腹が内側から引き締まる
- 呼吸が楽になる
- 疲れにくくなる
などの変化が現れます。
姿勢は「見た目」だけでなく、
体の機能そのものに影響しているのです。
20〜40代女性が姿勢を整えるべき本当の理由
20〜40代は、
- 仕事や家事
- 出産・育児
- 身体的・精神的なストレス
などでただでさえ負担の多い時期です。
猫背や反り腰など姿勢の悪さを放置すると、
✔ 慢性疲労
✔ 体型の崩れ
✔ 婦人科系の不調
につながることも多々あります。
だからこそ、姿勢から体を整え、
疲れが取れる状態を作っていくことが大切です。
体が大丈夫であれば、大概ストレスがあっても、忙しくてもなんとかなります。
でも最近は姿勢が悪い人が多く、疲れやすく、生活上のストレスなどで体が耐えられずに不眠、鬱など精神まで壊してしまいます。
そんなことにならないためにも、疲れにくく、疲れも取れる姿勢になれるよう整えていってください。
自分でできる姿勢チェック方法
横向きに立ち、鏡やスマホで確認してみましょう。
チェックするのはこの4点です。
- 耳が肩より前に出ていないか
- お尻よりも背中が後ろに出ていないか?
- お腹を突き出していないか?
- 脚が床に対して垂直になっているか?
無理に胸を張る必要はありません。
力を抜いた自然な状態で
一直線に近づくことが理想です。
まとめ|「見た目」ではなく「中心線」で考える
真っ直ぐな姿勢とは、
壁に無理やり合わせる姿勢ではありません。
耳・肩・大転子・くるぶしが
体の中心線上に並び、
筋肉に無駄な負担がかからない状態です。
頑張る姿勢ではなく、
楽に立てる姿勢。
それが本当の意味での「真っ直ぐな姿勢」です。
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